管理ツール(基本設定)
変換設定
HTML変換のON/OFFおよびキャラクタエンコーディングを設定します。
変換サービス指定
HTML変換を行うかどうかをサービスごとに指定します。サービスは、User-Agentヘッダにより判断されます。デフォルトでは、すべてのサービスが変換対象となります。
Durian 4.7.0 以降では、spモード、IS NET、SoftBankスマートフォンに対して設定可能です。
Durian 4.3.0 以降では、iPhoneに対して設定可能です。
変換対象外URL設定(Durian 4.6.0 以降)
HTML変換を行いたくない特定パスを設定します。変換サービス指定で拒否されても、この設定が優先されます。
パスは / から始まるパスを指定します。パスは、完全なパスを指定するか、もしくはパスの末尾にワイルドカード * を指定します。
例1:/au/ezget.html に対するHTML変換を行わない場合
パス:/au/ezget.html を指定します。
例2:/pc/ 以下のパスに対するHTML変換を行わない場合
パス:/pc/* を指定します。
キャラクタエンコーディング指定(Durian 4.5.0 以降)
判別方法
キャラクタエンコーディングの判別方法を自動検出/手動設定のいずれかで指定します。デフォルト値は[自動検出]です。
※Durian 4.4.0以前との互換性を重視する場合は、[自動検出]を指定してください。
※[手動設定]を指定した場合、POSTデータとクエリー文字列のキャラクタエンコーディング変換機能も有効となります。
キャラクタエンコーディング名
判別方法で[手動設定]を選択した場合に限り、指定可能となる項目です。キャラクタエンコーディング名をUTF-8/Shift_JIS/EUC-JPのいずれかで指定します。
Cookieエミュレーションを行う(Durian 4.6.0 以降)
Cookieエミュレーションを行うかどうかを指定します。デフォルト値はチェックされています。
[Cookieエミュレーションを行う]がチェックされている場合、Cookie非対応端末からのアクセス時にも、アプリケーション側へCookieヘッダが送信されます。
※実際にCookieヘッダを送信するには、リンクパラメータ操作設定で[Cookie情報を自動的に付与する]をチェックし、該当するCookie名を登録する必要があります。
セッションCookieの有効期間
セッションCookieの有効期間を指定します。デフォルト値は30[分]です。
なお、セッションCookieは最終アクセス日時から設定時間後を有効期限としてシミュレートします。
アクセス許可
リモートIPアドレスをベースとしたアクセス許可ルールを設定します。
X-Forwarded-For ヘッダを信頼する
プロキシサーバ経由でDurianにアクセスする場合、リモートIPアドレスがプロキシサーバのIPアドレスとなるため、アクセス制御ができません。プロキシサーバが元のリモートIPアドレスを X-Forwarded-For ヘッダとして付与する場合、このヘッダをリモートIPアドレスとして使用するかどうかを指定します。
サービス指定
アクセスを許可するかどうかをサービスごとに設定します。デフォルトでは、すべてのサービスがアクセス許可されます。
なお、「PC/他」は携帯のIPアドレス以外(ローカルIPアドレスを含む)を指します。リバースプロキシを使用する環境では、通常このチェックを外します。
Durian 4.7.0 以降では、spモード、IS NET、SoftBankスマートフォンに対して設定可能です。
Durian 4.3.0 以降では、iPhoneに対して設定可能です。
※spモード、IS NET、SoftBankスマートフォンのアクセスを許可している場合、携帯電話をルーターとして使用時に、
PCその他機器からもアクセスされる可能性がありますので、ご注意ください。
特定パスへの許可IP登録ボタン
特定のIPアドレスからの特定パスに対してのアクセスを許可します。サービス指定で拒否されても、この設定が優先されます。
パスは / から始まるパスを指定します。パスは、完全なパスを指定するか、もしくはパスの末尾にワイルドカード * を指定します。
Durian 4.2.0 以降では、全サービスに対して設定可能です。IPアドレスは、ネットワークアドレス(CIDR形式)または完全なIPアドレスまたは全IPアドレスを意味するallを指定します。
Durian 4.1.4 以前のバージョンでは、PC/他のサービスに対してのみ設定可能です。IPアドレスは、ネットワークアドレス(CIDR形式)または完全なIPアドレスを指定します。
例1:192.168.1.254 からパス /admin/report.html に対するアクセスを許可する場合
パス:/admin/report.html、アドレス/ネットワーク:192.168.1.254 を指定します。
例2:192.168.1.0/24 から /admin/ 以下のパスに対するアクセスを許可する場合
パス:/admin/*、アドレス/ネットワーク:192.168.1.0/24 を指定します。
例3:全IPアドレス に /public/ 以下のパスに対するアクセスを許可する場合(Durian 4.2.0以降)
パス:/public/*、アドレス/ネットワーク:all を指定します。
アクセス拒否時の表示ページ
アクセス拒否された場合に表示するHTMLのパスを指定します。デフォルトでは設定されていません。JSP・Servletなどの動的ページは指定できません。パスを指定しない場合、ステータスコードが 403 となります。
運用情報更新
設定ファイルの更新や再読み込みを行います。
ネットワークから取得する
端末情報をDurian更新サーバから取得する場合、チェックします。デフォルトではOFFに設定されています。
初めてこの機能を有効にする場合、自動更新初期設定画面が表示されます。
詳細設定(Durian 4.10以降)
端末情報をDurian更新サーバから取得する場合の接続プロトコル・暗号化スイートを設定します。デフォルトではすべてがチェックされています。
Durian更新サーバとのHTTPS接続には、チェックした接続プロトコルと暗号化スイートのみが使用されます。
設定変更後は、端末情報の更新ボタンをクリックし、接続確認を行ってください。
※表示されている接続プロトコルおよび暗号化スイートはご利用のJavaVMがサポートしている方式です。
端末情報の更新ボタン
端末情報ファイルの再読み込みを行います。端末情報ファイルを手動で更新する場合に使用します。
リソースマッピングの更新ボタン
リソースマッピングファイル systemMapping.xml および userMapping.xml の再読み込みを行います。
リンクパラメータ操作
リンクURLのパラメータ操作に関する設定です。
以下の属性およびヘッダで指定されたURLが対象となります。
- a/frame/iframeタグのhref属性
- formタグのaction属性(※)
- リダイレクトURL(Locationヘッダ)
※action属性が変更されるのは、パスパラメータ形式のセッションID(;jsessionid=xxxxxxxx)を使用し、「Cookie情報を自動的に付加する」を選択した場合のみです。
EZwebキャッシュ用パラメータ名
EZwebからアクセスされた場合、キャッシュ制御に使用するパラメータ名を指定します。デフォルトでは durianh です。パラメータ名は省略できません。また、「_」(アンダースコア)を含むパラメータ名は指定できません。
Cookie情報を自動的に付加する(Durian 4.6.0 以降)
Cookie情報をURLパラメータとして自動付与するかどうかを指定します。デフォルト設定ではチェックされています。
[Cookie情報を自動的に付加する]がチェックされている場合、Cookie非対応端末向けにCookie情報をURLパラメータとして付加することにより、Cookie情報が引き継がれます。また、Filter型では J2EE のセッションID(jsessionid)がリンクに自動付加されます。
なお、引き継ぎ対象のCookie名は、以下の追加ボタンをクリックし、明示的に登録する必要があります。
※合わせて[Cookieエミュレーションを行う]にもチェックが必要です。
※Durian 4.5 以前のバージョンでは「セッションIDを自動的に付与する」という名称になっています。
「Cookie情報を自動的に付加する」の追加ボタン
引き継ぎ対象のCookieの名前を登録します。
※未登録のCookie名は、Cookieエミュレーションの対象外となります。
例1:ColdFusion に Durian4 Standard Edition をインストールし、ColdFusion セッション管理を使用している場合
CFID、CFTOKEN を指定します。
例2:リモートサーバが ColdFusion で、ColdFusion セッション管理を使用している場合
CFID、CFTOKEN を指定します。
例3:リモートサーバが PHP セッションを使用している場合
PHPSESSID を指定します。
例4:リモートサーバが ASP セッションを使用している場合
ASPSESSIONID を指定します。
例5:アプリケーションがレスポンスヘッダ「Set-Cookie: SVR=01」を出力する場合
「Cookie情報を自動的に付加する」をチェックし、「Cookieの名前」として「SVR」を指定します。
Cookie情報を暗号化する(Durian 4.6.0 以降)
Cookieエミュレーションで自動付与したパラメータを暗号化するするかどうかを指定します。デフォルトでは暗号化しません。
暗号化Cookieパラメータ名
暗号化したCookieのパラメータ名を設定します。デフォルトでは duriancookie です。暗号化Cookieパラメータ名は省略できません。
暗号化キー文字列
暗号化に使用するキー文字列を半角英数字で設定します。デフォルトでは durian です。暗号化キー文字列は省略できません。
※Cookie情報の暗号化を行う場合は、必ずキー文字列の変更を行ってください。
クエリーパラメータを自動的に付加する
リンクおよびフォームのhiddenフィールド、もしくはaction属性にユーザー指定パラメータを自動的に付加するかどうかを指定します。デフォルトではチェックされていません。
※Durian 4.7.0 以降では、spモード、IS NET、SoftBankスマートフォンに対する個別指定が可能です。
※Durian 4.3.0 以降では、iPhoneに対する個別指定が可能です。
クエリーパラメータの追加ボタン
自動付加するクエリーパラメータを追加します。クエリーパラメータはサービスごとに設定します。パラメータ名には「_」(アンダースコア)を含む名前は指定できません。
Durian 4.0.3 以降では、フォームでPOSTする際、パラメータ追加方法を以下のいずれかで指定できます。
- リクエストURIに追加:action属性のクエリー文字列として追加されます
- POSTデータとして追加:hiddenフィールドとして追加されます
Durian 4.0.2 以前のバージョンでは、常にPOSTデータとして追加されます。
パラメータ操作対象ホスト名登録
パラメータ操作対象となるホスト名を指定します。リンク先が絶対URLの場合、ここで指定されたホストであればリンクパラメータ操作およびCookie情報の自動付加の対象となります。
その他
データディレクトリ
データディレクトリのパスを確認できます。
データディレクトリのパスは、Webアプリケーションルートに対する相対ディレクトリ、もしくは絶対パスです。デフォルトでは、WEB-INF/durian/data に設定されています。
データディレクトリのパスを変更するには、設定ファイル config.xml を直接変更します。
ログ出力ディレクトリ
ログディレクトリのパスを確認できます。
ログディレクトリのパスは、Webアプリケーションルートに対する相対ディレクトリ、もしくは絶対パスです。デフォルトでは、WEB-INF/durian/logs に設定されています。
ログディレクトリのパスを変更するには、設定ファイル config.xml を直接変更します。
ワークファイル出力ディレクトリ
ワークディレクトリのパスを確認できます。
ワークディレクトリのパスは、Webアプリケーションルートに対する相対ディレクトリ、もしくは絶対パスです。デフォルトでは、/durian に設定されています。 は、Webアプリケーションのワークディレクトリに置き換えられます(具体的なWebアプリケーションのワークディレクトリは、各アプリケーションサーバのマニュアルを参照してください)。
ワークディレクトリのパスを変更するには、設定ファイル config.xml を直接変更します。
取得可能なリクエスト属性名
ServletRequestインタフェースのgetAttributeメソッドで取得可能なオブジェクトを指定します。この機能は、Durian Filter でのみ有効です。
端末情報
端末情報プロパティのキーを指定します。デフォルトでは termInfo です。
ユーザ情報
ユーザ情報プロパティのキーを指定します。デフォルトでは userInfo です。
accessCount, previousUriを利用するには、セッションの自動付加が有効でなければなりません。
ユーザID設定
ユーザ情報プロパティのキーuserIdから取得できる値を公式サイトユーザIDにするか、一般サイトユーザIDにするかを指定します。デフォルトでは一般サイトユーザIDです。詳細は、リファレンス内「ユーザ情報取得」をご参照ください。
ユーザIDのIPチェック(Durian4.7.0 以降)
ユーザ情報プロパティのキーuserIdから取得する際に、IPアドレス帯域(i-mode, EZweb. Yahoo!ケータイ)のチェックを行うかを指定します。デフォルトではチェックされていません。
通信バイト数
HTTPリクエストとHTTPレスポンスの通信バイト数をユーザ情報プロパティに設定するかどうかを指定します。デフォルトではチェックされていません。
metaタグを削除しない
metaタグをす削除するかどうかを指定します。ただし、Content-Typeを指定するためのmetaタグだけは、設定にかかわらず出力されます。また、Cache-Controlを指定するためのmetaタグは、html内に記述があれば、設定にかかわらず出力されます。デフォルトでは削除しないに設定されています。
入力文字種指定(EZwebのみ)(Durian4.3.0 以降)
EZwebで入力文字種を制限した場合、auでは入力可能な文字種が istyle 属性、text:type 属性、および style属性により制限されます。デフォルトでは制限しないに設定されています。
EZwebで入力文字種を制限する(Durian4.3.0 以降)
制限するにした場合、auでは入力可能な文字種が istyle 属性、text:type 属性、および style属性により制限されます。デフォルトでは制限しないに設定されています。
英字モードのとき小文字に限定した場合、auで英字モードのとき、入力可能な文字種がistyle 属性、text:type 属性、および style属性により小文字に制限されます。デフォルトでは限定するに設定されています。
EZwebでistyle属性を無効にする(Durian4.2.1 以前)
有効にした場合、au/TUKAでは入力可能な文字種が istyle 属性、text:type 属性、および style属性により制限されます。デフォルトでは無効です。
コメントを削除する
Durian 4.3.0 以降設定可能です。削除するにした場合、コメントタグで囲まれた箇所が削除されます。デフォルトでは削除するに設定されています。